音作りドットコムの各記事では、ギターの「① マルチエフェクター設定」にBOSS GT-1000CORE / MS-3 / Zoom G6 / Mooer GE系、ベースの「③ マルチエフェクター/プロセッサー設定」にGT-1000CORE / MS-3 / GT-1Bといった実在の機種を代表例として挙げています。ここでは「これから機材を組むならどんな構成に すればいいか」を、実用的な組み合わせ例として3パターン紹介します。
※価格・仕様は変動し、機種によっては生産終了や後継機への切り替わりもあり得ます。購入前に必ず 最新の販売情報を確認してください。以下はあくまで構成の考え方の目安です。
パターン1: 省スペース版(1台完結型)
置き場所が限られている、まず1台で音作りを完結させたい、という人向けの構成です。
- ギター向け: Zoom G6のような、アンプモデリング・空間系エフェクト・ルーパー・USBオーディオインターフェース機能までを1台にまとめたマルチエフェクター。タッチスクリーンで操作でき、宅録用のオーディオIFを別途用意しなくてよいのが利点です。同価格帯にはMooer GE系(GE200等)のような選択肢もあります。
- ベース向け: BOSS GT-1BやME-90Bのようなベース専用マルチプロセッサー。コンプ・アンプモデル・DIブレンドまでを1台でカバーできます。
- 向いている人: 初めてマルチエフェクターを買う人、宅録中心の人、ライブハウスへの持ち運びを軽くしたい人。
パターン2: 本格版(マルチ完結+外部エフェクト連携型)
1台のマルチエフェクターを中心に据えつつ、必要に応じて好みの外部エフェクターも組み込みたい人向けの構成です。
- 軸となる機種: BOSS GT-1000CORE。処理能力とアンプ/キャビネットシミュレーションの作り込みに強く、複数系統のセンドリターンを使って外部のコンパクトエフェクターや外部アンプへのルーティングも組める点が特徴です。
- 組み合わせ方: 基本の歪み・空間系はGT-1000CORE内蔵のものを使い、「この歪みだけは譲れない」という単体ペダルがあればセンドリターンに挿す、という段階的な拡張ができます。
- 向いている人: 音作りを細部まで詰めたい人、将来的に機材を拡張していきたい人、ライブでも直出し(PAへの直接出力)まで見据えている人。
パターン3: 本格版(スイッチャー+コンパクトエフェクター型)
すでにお気に入りのコンパクトエフェクター(歪み系など)を持っている、またはこれから1台ずつ好みのペダルを増やしていきたい人向けの構成です。
- 軸となる機種: BOSS MS-3。ループスイッチャーとマルチエフェクターが一体になった機種で、お気に入りのアナログ歪みペダルなどを本体のループに組み込みながら、内蔵の空間系・チューナー・パッチ切り替えをまとめて管理できます。
- 組み合わせ方: 歪み系は手持ちのコンパクトペダルをループに接続して主役にし、ディレイ・リバーブなど空間系はMS-3内蔵のものを使う、という役割分担が実践的です。
- 向いている人: 歪みの音色に強いこだわりがある人、コンパクトエフェクターを少しずつ集めるのが好きな人、複数パッチの一括切り替えをシンプルに管理したい人。
選ぶときの考え方
- まず1台で完結させたいならパターン1、音作りを追い込みたいならパターン2、既に好きな歪みペダルがあるならパターン3、という順番で検討すると選びやすくなります。
- ギター・ベースとも、GT-1000COREとMS-3はBOSSの現行ラインナップとして共通して使える機種です。両方揃える予算が無い場合は、まずギター用またはベース用のどちらか片方から揃え、後から追加する進め方でも問題ありません。
- ディレイタイムの目安は曲のBPMから機械的に計算できます。エフェクターページのBPM電卓も参考にしてください。